石の上にも30年
2011-01-13


2011年は、私にとって節目の年になります。

プロを目指すの演劇人のはしくれとして第一歩を記してから、
ちょうど30年になるのです。

余分な話ですが、中学一年生で演劇を知ってから、
ちょうど40年の節目でもあります。

1981年、大学卒業の春、小さな決心を胸に、
ふじたあさや氏が指導する「名古屋演劇アカデミー」の門を叩いたのが、
30年前のこと。

そんな節目の年に符合するかのように、
恩師ふじたあさや先生が企画する「新劇100年 珠玉の一幕劇集」
に出演することになりました。

いわば原点回帰...かな。

「新劇」という言葉も今となっては死語ですが...、
キラリと光るいい作品がいっぱいあります。

そんな戯曲12本を、
60人の俳優と、
7人の演出家によって上演する大掛かりな企画です。

私は、木下杢太郎の「和泉屋染物店(いずみやそめものみせ)」におけん役で出ます。

演出は、菊本健郎さん。

デビュー作品「ザ・ファンタスティックス」で、
演出助手をしていただいた思い出のある菊本さんも、
今や押しも押されもせぬ名古屋を代表する演出家です。

この作品は、リーディング(朗読)形式での上演ですが、
おけんが義太夫節をうなるシーンもあって、
むずかしい節回しに四苦八苦しています。

いつの間にやら「現場で一番の年長」なんてこともある私にとって、
なによりうれしく新鮮なのは、大先輩の俳優さんたちにまじって、
30年前の新人のように初々しい気持ちで臨めることです。

もしもお時間の都合がつく方は、ぜひぜひご来場ください。

朗読・リーディングと上演による連続公演
新劇100年
珠玉の一幕劇集

☆私が出演する日程
木下杢太郎 和泉屋染物店(いずみやそめものみせ)

日時:2月11日(祝)13時/17時
※おかげさまで、13時の部は満席になりました。
※一作品だけの単独公演で、上演後にトークショーがあります。
会場:名古屋舞台芸術協会スタジオ
入場料:1,500円(予約制/自由席)


日時:2月28日(月)18時
※「和泉屋染物店」のほかに、
「国境の夜」(秋田雨雀)「玄朴と長英」(真山青果)の3本立てです。
会場:愛知芸術文化センター 小ホール
入場料:3,000円(全指定席)


お申し込みは、私にメッセージをくださるか、
主催の総合劇集団「俳優館」にお電話ください。
052−203−8721

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