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これをさいしょに創ろうと思ったきっかけは、
やはり第三子(晴子)の誕生でした。
「この子たちの世代に何かを残したい」との思いからでした。
ニコニコどうようコンサート
& ミュージカルえほん“みつばちマーヤ”
その念願が叶いました。
12月5日、遊戯室にいっぱいの子どもたちの前で、
上演することができました。
マーヤのお話しの中には、
ささやかながら私の思い~メッセージ~が込められています。
花の妖精が現れ、マーヤに話しかけます。
「ほら、星を見てごらん。
みーーーんな点々としか見えないけど、
ひとつひとつ見ると、大きな星、ちいさな星、
熱―い星、冷たーい星…、色も違うし、
ぼくたちのような生き物が生きているかどうかもわからない。
そもそも僕も、君も、人間だって、ちっぽけな生き物なんだよ。
あ、知ってた?
この星は地球っていうんだよ。
もちろん人間がつけた名前だけどね」
「へえ、ちきゅう…って言うの」
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そらは だれの もの?
うみは だれの もの?
ゆうひは だれの もの?
ののはなは だれの もの?
いしころ だれもの もの?
あめのしずく だれの もの?
くうきは だれの もの?
このほしは だれの もの?
そんな しつもんは いらない
だれの ものでも ないからさ
だれの ものでも ないから
ひとりじめは できない
だれの ものでも ないから
だから
あ り が と う……
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これを歌いはじめると、
子どもたちはさいしょ、「みんなのものだよね」と話しています。
質問が続くうちにだんだん静かになります。
「世の中には、みんなで共有しているものがこんなにもいっぱいある」
ことに気づくうちに。
ところが大人になると、
海や空や空気だって自分のモノだと主張し始めます。
そのうちに、この星だって、
「おれモノのだ!」と言う人が現れかねません。
「私のモノだ!!」とお金や権力にものを言わせて、
独り占めするおろかな人間の姿を子どもたちがふと見つめる、
そんな機会になったらと願っています。
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