16年のご報告
2024-08-26


8月25日。

あの日も日曜日でした。
やっぱり良く晴れた暑い日でした。

本来の出産予定日は9月の半ばでしたが、
(高齢で)帝王切開と決められていたので、
主治医のスケジュールと合わせ
自分の誕生日と6か月違いの8月25日になりました。

入院した日は、
ちょうど北京オリンピックの閉会式が
病室のテレビで中継されていました。

手術台というものに生まれて初めて乗りました。

「あれ」
「おーーい」

立ち会ってくださった小児科の医師たちが、
生まれたわが子に声をかけ背中を軽くたたいたりしています。

産声を聞きたくて局部麻酔にしたけれど、
ふにゃと小さな声がかすかに聞えただけで
NICUに運ばれて行きました。

カメラを用意して待っていてくださった助産師さんに
写真を撮ってもらうことも叶いませんでした。

生まれて来たわが子は、そのまま二週間保育器にいました。

何本もチューブにつながれた姿に、涙があふれました。

そしてお医者さまや看護師さんに見守られ、
何事もなかったかのように二週間後、
その子は家にやってきました。

子を授かることは奇跡だということ、
無事に生まれ出ることはさらに難しいことだと知った日でした。


そんな記憶も薄らいでいきそうな年月が過ぎましたねー。

おかげさまで、はるちゃんは16歳になりました。

親から見ていいところは、
何でも「美味しい!」と言って食べること、
小さな出来事でも「楽しかった~」と振り返ることです。

今日までの何気ない日々にありがとうございます!



お年頃になり、
写真をアップするのは本人も抵抗があるので、
文面にてご報告と感謝の気持ちを〓

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