サヨナラ、あきらさん
2007-06-28


あなたとは、ずいぶんお会い出来ずにいました。

もういちど、あなたのギターの音色と、歌声を聴きたいと願っていました。

それもかなわないことになってしまいました。

愚図な私にも泣きたくなります。




夜遅くお別れに行った会場には、

まだまだ仲間が帰る気配もなく、

みんな泣きながら笑っていました。

あなたのことを話していると、ついつい笑顔が生まれるんですね。



ひまわりの花に囲まれてあなたは眠っていました。




つい先日のこと、まさに命がけで上京し実現した、

あの東京のステージで着た青い作務衣で横たわるあなたは、

すぐにも起きあがって、

近くに並んでるギターを手に歌い始めそうでした。



東京から名古屋へ来てまだ4年だったんですね。



きっと東京でも名古屋でもたくさんの仲間を愛し、

仲間に愛された人だったのでしょう…。



みんなにやさしい言葉をかけ、

やさしい気持ちにして、

元気をいっぱい振りまいて、

やることぜんぶやって、

早々と旅立ってしまったんですね。



あの仲間たちに比べたら、

ほんの少しの縁かも知れないけれど、

あなたと出会えたこと、

あなたがいてくれたこと、

あなたのくれた言葉に感謝します。



さよなら

あきらさん。

またいつかどこかで再会したら、必ず万障繰り合わせて、

あなたのギターと歌声を聴きます。


 加藤あきらさん

 享年 52歳

 2007年6月25日深夜に逝去

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